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紫外線殺菌には254nm(ナノ・メートル)の波長を出す「低圧水銀UVランプ」が主に使用されます。
紫外線と同時にオゾンガスで殺菌をする場合は、254nmに加えて185nmの波長も同時に出せる
「オゾン・ランプ」を使います。
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紫外線は 可視光(紫色:約380nm*〜赤色:780nm)より波長が短い光線で、
人の目には見えません。紫外線ランプの青白く見える光は『可視光』で、
そこに『目に見えない紫外線』 が混ざっています。
「目に見える光の範囲」は生物の必要性で異なるだけで、紫外線・可視光・電波、
いずれも波長域は違いますが「電磁波」です。
(現代科学では「電磁波の一種が光として、人の目で見ることができる」 と定義されています。)
電磁波は波長が短いほど、一定の長さの中で活発に振幅します。
紫外線には「波長が短い=活発に動く=強いエネルギーをもつ」という特徴があり、
紫外線のエネルギーは 多くの有機化合物の結合力(エネルギー)より強いため、
物質分子の結合をほどく、生物のDNAを損傷/修復する、細胞膜を壊して殺菌する、など
環境にダメージを与えない殺菌法として紫外線が活用されています。


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