紫外線波長
DUV=「Deep
Ultraviolet:遠紫外線」 波長は200nm程度。 XUV=x/10nmから数十nmの範囲の波長。
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高圧水銀ランプ |
低圧水銀ランプ |
殺菌灯 |
備考 |
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HL-100 |
HL-400 |
SUV-40S |
SUV-110S |
ペンライト5W |
GL-30 |
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ランプワット(W) |
100 |
400 |
25 |
95 |
5 |
30 |
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波長(nm) |
分 光 放 射 エ ネ ル ギ ー(W) |
|||||||
184.9 253.7 2640-52 2699 275.3-6.0 |
---- 0.48 0.70 0.14 0.07 |
---- 5.4 4.1 0.9 0.6 |
1.64 6.3 |
6.5 |
*** 1.0 1.1×10−3 3.2×10−4 |
0 |
UV-C領域 |
|
280.2 289.4 290.7 296.5 302.2 313.2 |
0.28 0.14 0.49 0.77 2.1 |
2.4
1.7 4.0 6.6 11.8 |
1.7×10−4 7.9×10−4 6.0×10−3 1.1×10−2 1.1×10−2 |
UV-B領域 |
||||
334.1 365.0-6.3 |
0.21 3.08 |
2.5 25.7 |
5.5×10−4 1.2×10−2 |
UV-A領域 |
||||
404.7-7.8 435.8 546.1 577.0-9.0 |
1.26 1.89 2.17 1.89 |
11.7 17.7 21.9 18.8 |
9.5×10−3 1.7×10−2 1.2×10−2 3.5×10−3 |
Visible領域 |
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図1.高・低圧水銀ランプ
< 高圧水銀UVランプ>
<低圧水銀UVランプ>
図2.(参考)蛍光式UVランプ
・SEN-lights文献参考
CHEMICAL LAMPは補虫器など、ERYTHEMAL LAMPは赤斑治療などに使用されます。
*メタルハライドランプの分光分布は、こちら(ご参考用「250W装置カタログ」が出ますので
その2ページ目の右上のグラフ)をご参照ください。
(メタハラ分光分布資料(PDF)から戻るには、ブラウザの[戻る(←)]ボタンをクリックしてお戻りください)
*各ランプとも実際には可視光〜赤外線波長も発していますが、紫外線の説明では、それらは割愛しています。
<参考>照射力を現す表示単位・計算方法 等について
nm(ナノメートル):可視光線波長から電波まで『波のひとつの長さ』を表す際の単位のひとつ。
n(ナノ)は『1000.000.000分の1』の意味。
-他にUVの記述で よく使われる単位-
μ(マイクロ) :1.000.000分の1>>1μW=百万分の1ワット
m(ミリ) :1.000分の1>>1mW=千分の1ワット
k(キロ) :1.000倍 >>1kW=1000W>>1kWは1mWの百万倍
mW/cu >>紫外線照度の単位。「UV強度」と表現される場合もある。「ミリワット・パー・平方センチメートル」と読みます。
紫外線照射機の選定において、非常に重要なポイントとなる数値。
この「紫外線照度」に、「時間(単位=秒)」を掛け算して「硬化に必要な紫外線照射量(=UV露光量)」を算出します。
式にすると>> UV露光量(単位:mJ/平方cm) = 紫外線照度(単位:mW/平方cm) x 照射時間(単位:秒)
mJ/cu >>紫外線照射での積算照射量(=積算光量)を示す単位のひとつ。Jはジュールと読み、mJ(ミリジュール)は千分の1ジュール。
「紫外線照度(UV照度)」に、「時間(単位=秒)」を掛算して「硬化に必要な光線量(=UV露光量)」を計算します。
式にすると>> UV露光量(単位:mJ/平方cm) = 紫外線照度(単位:mW/平方cm) x 照射時間(単位:秒)
読み方は「ミリ・ジュール・パー・平方センチメートル」*
* cu部分を「スクエア・センチメーター」と[英語読み]する場合もあります。
μW/cu >>紫外線照度の単位。「マイクロワット・パー・平方センチメートル」と読み、「ミリワットの千分の1」になります。
紫外線殺菌などでは、UV硬化よりはるかに微弱な光で殺菌できるので、μ単位の表示がよく使われます。
W/u >>紫外線照度の単位。ただし環境測定(太陽光などのUV照度)でよく使われます。
mW/cuに比べて1000/(100x100) であるため、10W/u=1mW/cuと、1ケタ分子が大きく表示されます。
UV硬化装置で性能表示がW/uの場合は、陶芸教室やネイル乾燥など趣味領域の装置です。
また「測定波長は何nmか」にも注意する必要があります。(用途に適さない波長の場合もある)
-紫外線の説明で よく使われる用語-
紫外線 強度: 光源から出ている紫外線の強さ。光源からの距離によって数字は変わるので、普通は菅井線強度と測定距離を併記しますが、
例えば弊社製品のUV照度は1kWならランプ中心から5cmの距離で240mW/cu 、10cmで210mW/cu
です。
ランプ装置の場合、反射ミラーが拡散タイプか集光タイプかによっても数値が大きく違ってきます。(*配光特性を参照)
実用的な距離でのUV強度のみを表示して、距離の表示は省略する場合もあります。
紫外線 照度: 紫外線強度を「UV照度」と呼び替えたり、「光量(こうりょう)」と示す場合もあります。UV強度を測る計測器は、
(UV光量) 表示単位はルクスでなくmW/cuやμW/cuですが「紫外線(UV)照度計」や「UV光量計」と呼ばれています。
積算光量: 「紫外線強度x秒数」あるいは「X秒間に照射された光の総量」を指します。単位は仕事量を表すJ(ジュール)を使います。
(積算照度) 市議選による変化(硬化・分解・結合など)に必要な照射量や、コンベア装置で搬送するワークがランプから受ける光の総量を
示す際や、それらの再現時(照射条件決め・照射条件の目安指定)などに使われるため、使用頻度の高い用語です。
例:1mW/cm2 x 1秒=1mj/cm2 併せて照射距離、波長/ランプ種類、積算照度計の機種名を併記する事も多いです。
配光特性: 「どれくらいの紫外線強度が、どれくらいの範囲に行き渡っているか」を示すもので、主に折れ線グラフで表示します。
(照度分布) ランプの長さに並行の方向、ランプと垂直方向の、2つのグラフを表示するのが一般的です。
反射ミラーが集光タイプだと並行方向の光が強く、垂直方向の幅がない帯状の光になり、
拡散タイプの反射ミラーにすれば、紫外線強度のピークは弱くなりますが、並行・垂直方向とも、均等に近くなります。
「逆二乗の法則」
光源「点」から測るのが原則だが、照度(E)は「光源の光度(明るさ:I )に比例して、距離(R)の二乗に反比例」する。
式にすると>> E=I/R x R 明るさと距離の関係は、そのため逆放物線グラフ状のイメージになる。
* この計算式は比較で使うので、例えば1mと50cm、10mmと5mmでは、それぞれ明るさは4倍違うことになりますが、
光源が「点」ではな「く蛍光灯のような棒状」の場合は、照度線グラフはゆるやかな右肩下がりになります。

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