■ UV硬化装置 目的と効果UV 硬化装置は、「UV照射により瞬時に硬化するUV樹脂やUV塗料」を、硬化・乾燥させるための装置です。UV 硬化に使われるUV硬化樹脂・UV塗料の性能向上、密着性改良技術の発達などにより、 フィルム/プラスチック/金属/ガラスへのUV硬化(接着・印刷)も、かんたんにできるようになりました。 接着力や耐久性が高く、硬化は瞬時
というUV硬化のメリットから、UV硬化による接着/UV印刷/UV塗装/ |
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ハイパワー: 1200MW UV硬化装置(メタルハライド) ●ハイパワーUVランプ搭載 ハンディUVメタル・ハライド 従来型ランプでは不可能だったワイド面(60x60mm)への ハイパワー照射が可能になりました。 中央照度 1200mW/cm2 (at10mm ELT製照度計で計測)。 灯具は熱影響を半減させるコールドミラー採用。 熱に弱いワークにも安心してお使いいただけます。 100V電源、周波数(50hz/60hz)フリーです。 |
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カタログ・見積請求 /UV照射装置の選択に関するご相談・お問い合わせ / 導入前の確認実験 等、
までメール/お電話下さい。
UV硬化装置 UV硬化の知識
UV硬化に必要な、最低限 準備するものは、
(1)UV硬化樹脂 (またはUV硬化型接着剤)・UV塗料
(2)UV硬化装置
の2つ です。
*実際のワークサイズなどが決まっている場合は、
弊社にお電話いただけば、その場で専任者が
装置のご提案と価格をお知らせいたします。
また参考資料・装置外観図面 などをメール、ファクスで
お送りすることも可能です。お気軽にお問い合わせください。
マリオネットワーク環境事業部門カスタマーサービス :
電話:045−543-9437 メール:ask@m-n-w.com
UV硬化装置の選択は、以下のファクターから行います。
(1)UV硬化樹脂が要求する、「UV硬化・UV照射の条件」
「UV樹脂の硬化に必要な、紫外線波長」
主に使われるUVランプは、高圧水銀ランプ:365nm/メタルハライドランプ:200〜400nm です。
この2 種類のランプの、どちらが適しているか、そして 「どれだけの量の光を与えれば硬化するか」
に関してはUV樹脂/塗料の説明書に記載されていることもありますが、一般的に選択は以下のように行います。
<UV硬化装置に使われるランプ>
UV硬化装置にはUVランプが使用され、主に高圧水銀UVランプとメタルハライドUVランプです。
紫外線の中でUV樹脂の硬化に有効な波長域は365nm,または200〜400nmで、
UVインキの硬化に有効な波長域は、320〜400nmの長波長域とされています。
これは長波長の方が透過性に有利であることと、UVインキの場合は使用される顔料が
365nm近くに最大透過率を示すものが多いことによります。 また樹脂やインキの色によって
硬化速度は異なり、透明、紅、黄、藍、墨の順に遅くなります。
ここでUV樹脂やインキ量とUV光の照射時間のバランスに注意しないと硬化不良を起こします。
透明のUV樹脂やUV塗料で塗膜厚が薄い場合は、表面硬化に優れた高圧水銀ランプで問題ありませんが、
UVインキでは、UV光がインキ皮膜内部まで浸透して、表面と同様に内部の硬化も同時に進むことが肝要です。
また同じ皮膜厚でも、着色剤の濃度が高すぎると硬化不良を生ずるため、エキステンダー等で濃度調節し、
光の内部透過を確保することがポイントになります。
特に白ベース及び墨ベースの調色の場合、光の透過が激滅するため、濃度調節は必須条件となります。
塗膜厚が厚い場合は、長波長の発光量が多いメタルハライドランプが内部硬化性の点で有利です。
(2)ワーク側・作業者側 が求める条件
A:「UV照射するサイズ(幅または面積)」
B:「照射時間(=一日にUV硬化させる数量」
C:「ワークの、熱に対する強さ(強い or 弱い)」
D:「安全性(密閉空間での照射:バッチ式など)」
E:「作業性(卓上型・バッチ式・ハンディ・コンベア搬送用など)」
UV硬化装置のランプの長さ(=ランプのワット数*)・光の強さ(UV強度)・反射ミラーの形状を、
上記条件A,B,Cから決めます。
*一般的なUVランプの出力は 「ランプの長さ1cmあたりのワット数xランプの長さ」 で決まっています。
例えば標準的な高圧水銀ランプは、ランプ1cmあたりの出力が80Wで、
1kWランプ:80Wx12cm=1000W
2kWランプ:80Wx25cm=2000W です。
UV硬化は「UV光の強さx照射時間(秒)」で行われるため、
・どれくらいの照射幅、面積に
・どれくらいの強さのUV光を照射するか
を決めるためには、ランプのサイズ、ワット数、ミラー形状を、まず選ぶことになります。
<UV硬化装置の選択>
UV塗料・樹脂の硬化時間は紫外線量に比例します。
紫外線量(UV露光量、単位はmJ/cu)=UV照度(mW/cu)×照射時間(sec)
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