[紫外線水殺菌/紫外線水殺菌+オゾン殺菌]

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[紫外線水殺菌 /紫外線殺菌+オゾン殺菌]




(1)「紫外線による水の殺菌」
   紫外線水殺菌/紫外線水殺菌装置 導入のメリット


(2)「紫外線・オゾンによる水の殺菌」


(3)比較考察:世界の水浴施設における、紫外線・オゾン殺菌



(4) 参考:配管に蓄積したバイオフィルム除去について





(1) 「紫外線による水の殺菌」


紫外線の殺菌能力は水質(酸性・アルカリ性など)に影響されず、
「紫外線照度x接触時間=紫外線露光量」 で殺菌率が決まります。


実用的には99.9%から99.99%の殺菌率が必要で、例えば99.9%のレジオネラ殺菌に必要なUV露光量は
約3.000μW・sec/cm2です。一般に病原性の強い菌は紫外線に弱いとされる大腸菌より、さらに紫外線に弱く、
紫外線は病原性の強い菌に対して有効な事が分かります。(下表より)



<90%殺菌に必要な紫外線量>

μW(マイクロ・ワット)=1/1000mW=1/1,000,000W
この微量な単位の紫外線(1cm2あたり)x秒数で、
殺菌に必要なUV露光量(μW・sec /cm2)は計算します。

‐計算の例‐
1cm2あたり10μWの紫外線を20秒照射で200μW・sec/cm2です


Clostridium Tetani(破傷風菌) 12,000
Corynebacterium diptheriae(ジフテリア菌) 3,400
Escherichia coli(大腸菌) 3,200
Legionella pneumopila(レジオネラ) 1,000
Mycobacterium tuberculosis(結核菌) 6,000
Pseudomonas aeruginosa(緑濃菌) 5,500
Salmonella enteritidis(ゲルトネル菌) 4,000
Salmonella paratyphi(パラチフス菌) 3,200
Salmonella typhi(チフス菌) 2,100
Salmonella typhimurium(ネズミチフス菌) 8,000
Shigella dysenteriae(赤痢菌) 2,200
Staphylococcus aureus(病原性ブドウ球菌) 5,000
Streptococcus pyogenes(化膿レンサ球菌) 2,200
Vibrio comma(コレラ菌) 6,500

<99.9%殺菌に必要な紫外線量(μW・sec/cu)>

単位となる「μW・sec/cu」の計算方法は、
紫外線照射強度(μW/cu) X 紫外線照射秒数(SEC)です。

 

<グラム菌>
変形菌
赤痢菌(志賀菌)
赤痢菌(駒込 BV )
チフス菌
大腸菌
レジオネラ菌
枯草菌
枯草菌(芽胞)
白色ブドウ球菌
黄色ブドウ球菌
<ビールス(ウィルス)>
タバコモザイクウイルス
インフルエンザウイルス
<カビ類>
黒色胞子(全食品)
緑色胞子(チーズ)
黄緑色胞子(乾物)
青緑色胞子(穀物)
白色胞子(乳製品)
灰色胞子(肉)
黒色胞子(果物・野菜)


3,780
4,260
4,320
4,440
5,400
3,000
21,600
33,200
9,060
9,3000

 440,000
3,400

396,000
39,000
180,000
132,000
15,000
51,000
333,000


<微生物と、90%殺菌に必要なUV露光量(μW・sec /cm2)>



資料:SEN-Lights/再編集(有)マリオネットワーク





紫外線水殺菌/紫外線水殺菌
装置 導入のメリット


・ 菌の量に左右されない、安定した殺菌力(99.9%以上)を確保。
・ 微生物や有機汚濁も除去されて、さらりとした水になる。 
・ 薬剤のような濃度点検〜投入処理が不要。薬剤費も不要。



紫外線装置のメンテは週〜月単位でよく、ランプの表面を拭うだけです。
ランプの平均寿命は10,000時間以上なので、1年交換目安になります。
設置工事はパイプに繋ぐだけなので一日で済み、当日から使用できます。


  

また、塩素殺菌に紫外線殺菌を併用すると、「塩素の長所を伸ばし、欠点を抑える」ことができます。
塩素の作用を紫外線が促進させるので殺菌効率が増し、残留塩素濃度の上昇も防ぐことができます。
また、水中の塩素は紫外線で活性化されて、有機性汚濁物も除去できるようになるので、水の粘度が取れ、
各種水槽のぬめりも減少されて清掃も楽になります。


 
  [ 紫外線殺菌装置の例 ]    

 殺菌は「隠れた重要なサービス」です。弊社の紫外線殺菌装置は行政機関や
 国立施設に採用されてきた技術・装置をベースに、多数の実例を分析して、
 必要な性能・能力を搭載した、まさに「今、必要な装置」です。

 1:塩素の殺菌作用を促進させ
 2:塩素化合物を分解し
 3:塩素剤の殺菌能力に加え、安定した殺菌効果を もたらす装置です。

 ・配管の間に接続するだけ。簡単工事(作業は1日で終了)

 ・水槽の容積、処理水量に合わせて設置=あとはコントロールの必要なし。

 ・塩素と併用で効果を発揮する設計のため、塩素使用量1/2化を目指せます。

 ・水質成分は変化させません。

 ・通常100VコンセントがあればOK!使用電力も蛍光灯なみです。

 ・複雑なメンテナンスや、経年による装置性能の劣化もありません。

 ・高価なフィルターの寿命も、平均して3倍程度に延びます。


 小規模用装置から大型浴槽用まで、様々なタイプが揃っています。
 経費節減と塩素問題の解消に大きく貢献します。
 お見積りは、マリオネットワーク:環境事業部門までお問い合わせください。



 

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(2)「紫外線・オゾンによる水の殺菌」

更に高度な水処理法として紫外線とオゾンを併用するユーゾン(UZON)は、単独オゾンの反応の遅さと
コスト高を紫外線が解消する独特のものです。水に添加した塩素などの酸化剤もオゾンと同様に紫外線によって
活性化され水の浄化に生かされます。このため殺菌だけでなく有機性汚濁物を除去できます。
この技術は最近注目を集めている「AOP」と略称される促進酸化水処理技術そのものです。


1976年にUVランプだけを使い紫外線とオゾンを併用する水処理装置( 特許取得)が開発され、
後の「光酸化水処理装置」開発のベースになりました。 人や生物と触れる水の浄化に
他の追随を許さない好評を得て、国内の大規模有名温泉・自治体諸施設・医療施設で多数採用されています。

  ・ 行政機関/施設等で実績多数
  ・ 50℃にも対応可能
  ・ 微生物や有機汚濁物を除去し、さらりとした水質に改善
  ・ 紫外線では対応できない着色汚濁等もオゾンが処理
  ・ 汚れ分解能力が高いため、メンテも簡単です

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(3)比較考察: 世界の水浴施設に見る、紫外線・オゾン殺菌

日本は紫外線殺菌/オゾン殺菌に関して「後進国」です。
紫外線は他の殺菌方法よりウイルスに対して効果が高いので、古くはイギリスで
リハビリのためのプール殺菌に初めて紫外線が使われ(目的は小児麻痺の伝染予防)、
その他ヨーロッパはプールの浄化に塩素消毒法を使ってきましたが、水質に敏感な
ヨーロッパは、塩素殺菌処理による弊害が明らかになった1960年代から2次処理に
オゾン殺菌を使用するようになりました。

西ドイツは最も早く1964年に、フランスは遅れて1982年に、プール用水のオゾン殺菌処理を
工業規格に取り入れました。アメリカはようやく1986年にオゾンによるプール用水処理委員会
を結成して、水の殺菌でのオゾン使用に関するガイドラインを制定しました。

海外でプール殺菌にオゾンが使われていることを知り、当社のネットワーク社が1985年に
オゾンに紫外線を併用するプール用水浄化技術国産化に成功し、1986年に第一号機を納入しました。
我々の長年の実績が認められ1992年5月に改訂された厚生省 “遊泳用プールの衛生管理基準”の中に
オゾンと紫外線がやっと殺菌に取り入れられました。




  

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