オゾンの生成について…クリーンな「紫外線オゾン」と、「雑気体の混合したオゾン」 |
[自然界でのオゾン生成]
(1) 太陽の紫外線による酸素分解 (オゾン層、海岸地帯など)
(2) 落雷などの激しい放電分解
この(1)の原理により、紫外線によるオゾン環境を作り出すのが紫外線オゾン装置です。
・紫外線オゾン装置は、185nm/254nm同時発生ランプ*を使用します。
・185nm/254nm紫外線は、どちらも窒素を分解しないため、有害な窒素酸化物(NOx)を含みません。
紫外線以外のオゾン生成方式では、(2)「放電によるスパーク」を利用します。
この方式では、空気中の窒素が分解されてNOxに変わり、これは少量でも有害です。
また「穏やかな放電・スパーク」は実現不可なので、大気を利用する放電方式の装置から出る気体は、
コピー機から出る「大量のNOxに、オゾンが混ざったもの」を高濃度にした雑気体にしかなりません。
このように大気を放電方式で分解して得た雑気体をオゾンと誤認しているケースが多く、
その場合「オゾンに大量のNOxが混ざったニオイ=オゾン臭」と誤認されています。
「放電によるスパーク」式装置は、コイルを使って放電させるだけなので簡単・安価に作れますが、
この方式で純粋なオゾンを得るには、密閉箱で酸素を分解して高濃度オゾンを作る方式しかありません。
窒素除去フィルターを組み合わせても、網状にした触媒に触れた窒素のみを除去し、大半は網目を素通りします。
紫外線ランプ方式以外の「オゾン発生器」は安価ですが、窒素酸化物の発生に注意が必要です。
先端の技術開発に欠かせない光洗浄・光酸化・光改質技術も、
このUV・オゾン殺菌技術が基礎になっています。
[*185nm/254nm同時発生ランプ]・・・大阪府新技術支援により開発(特許取得)
185nm波長の紫外線=オゾン発生効果が高い
254nm波長の紫外線=殺菌と、オゾン活性化 (素早く効果、素早く消える)
この2波長の特性を組み合わせ、純粋オゾンによる衛生的な環境を創ります。
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