4:UV塗装で使用されるUV塗料と、その供給(1)
UV塗装を行う環境(主に工程数・クリーンレベルなど)や塗装対象に求められる物性(耐XX性)等により、
UV塗料に 「添加物」を混ぜることがあります。消泡剤、静電(帯電)防止剤、ツヤ消しやカラーの顔料、希釈液
などが添加物の代表で、添加物によっては反応するUVの波長が365nmよりずれることがあります。
そのような場合、良心的なUV塗料メーカーは「反応波長200〜400nm メタルハライドランプを推奨」といった説明文を
塗料に添付してきます。この「メタルハライドランプ」とは幅広く200〜400nmの波長が出るランプで、波長が分散するため
高圧水銀ランプと比べると、例えば同じワット数でも、365nm線の出力が約70〜60%にダウンしますが、工場ライン等
ではコンベア速度を落としたり、ランプの数を増やすなどで調節/工夫が効くため、添加物によるメリットを優先します。
日本の工業分野で消費されるUV塗料の大半は、家電製品や携帯電話などを製造する大量生産ラインで消費され、
そのUV塗料は家電メーカーなど納品先の指定にあわせた「カスタム生産」になっており、1社の発注単位は約258kg
の製造タンクで何杯分という大きな量になります。それらのUV塗料は汎用品も含め大手塗料/樹脂メーカーが製造し、
木工用UV塗料も塗料業界の大手から中堅が工場ライン用のUV塗料を製造しています。
>> 5:UV塗装の基本的な工程へ
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