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2:UV塗装とUV塗料


UV塗料は、UV樹脂をベースに開発され、特定波長のUV(紫外線)に反応して乾燥・硬化します。
UV樹脂・UV塗料の硬化には200nm〜400nmの範囲で主に365nmが使われます。

紫外線(単位:nm=ナノ・メートル / ナノ=10億分の1を表し、UVは10〜400nmの範囲で、
可視光(最大幅で約380nm紫色〜780nm赤色 )より波長が短く目に見えません。

UVは短波長のほうがエネルギーが強いのですが、 254nmまでの波長は365nm波長に比べて、
被射体に浸透しにくく中まで届きません。また、 短波長UVを発生させる低圧水銀ランプは、
365nmを発する高圧水銀ランプより出力が低く、硬化時間が高圧水銀ランプの数10〜数100倍かかります。

それらの理由からUV塗料・樹脂メーカーは高圧水銀ランプ装置で使用できるUV塗料・UV樹脂を
基本的に開発します。基本は「UV塗装は透明色、UV照射装置は365nm高圧ランプ」です。

「静電気によるゴミの吸着を防ぐ」などの目的によって、UV塗料に様々な副素材を混ぜる場合があり、
そのような塗料の乾燥・硬化では200〜400nm波長や可視光線も必要になるケースがあり、その場合は
光線波長の幅が広いメタルハライド・ランプがUV硬化に使われます。

またカラーUVインキなども色によってUVの吸収波長が違うので、UV印刷でもメタルハライド・ランプが
使用されることも多く、この通称「メタハラ」も、印刷業界で最大時60%シェアを誇った弊社の得意分野です。
ハンディ・メタハラ機も国内最速の硬化スピードを誇り、従来他社の約半額でご用意しています。


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