<各塗料の特徴など>
アクリル塗料
コストが安く中庸的な耐久性と性能が評価され、工場生産のフローリング材によく使用されますが、他の塗料に比べ耐久性・対候性に劣るため長持ちさせるには小まめなメンテナンスが必要になります。約5年以降からチョーキング現象*がおきます。
*チョーキング(Chalking)とは太陽光からの紫外線、温度変化、水濡れ、風化等により塗装面が劣化し、塗料の色成分である顔料がチョーク(白墨)のような粉状になって顕われる現象や状態を言います。この『チョーキング現象』が出始めたら、防水機能が失われて来ていますので、水分が木材内部に浸入しやすくなり、そこから急速に傷んでいきます。
ウレタン塗料
アクリル塗料に比べてワンランク・グレードが上がる。価格と性能のバランスがよい。 ウレタン塗料の特徴は、その塗膜の光沢と、
膜厚に塗りやすいこと。対衝撃に強く、傷が付きにくいので、ドアの塗装やアルミ金物などの塗装にも適します。工場生産のフローリング材にもよく使用されます。また耐薬品性にも優れている。但しアクリル塗料同様、
耐久年数が短く、変色の可能性もあります。
シリコン塗料
現在の住宅塗り替え市場でよく使用されている塗料で、塗膜に光沢があり、一般的にはウレタンより塗膜は硬いですが、弾性力や耐久性もあり、汚れも付きにくい。耐久年数はある程度あり、30年以上家を維持していくのならば、最低限、このシリコン塗料以上の
塗料を選択するのがよいとされます。シリコン塗料の欠点としては弾性力が10年満たないくらいで失われることが挙げられ、ヒビが入った際のメンテナンスが難しいという欠点があります。
フッ素塗料
現在ある塗料の最高グループに位置します。長期間の耐久性があり、塗膜には光沢感があり、防汚性にも優れ、長期間メンテナンスがいりません。太陽光を集光するタイプの促進耐候試験では、約25年の屋外曝露に相当する光を当てた後も、光沢保持率80%以上を示すものもあります。塗膜が硬いためヒビ割れしやすく、ヒビが入った際のメンテナンスが難しいという欠点があります。
UV塗料
現在ある塗料の最高グループに位置します。長期間の耐久性、美観性に優れ、長期間
メンテナンスがいりません。しかし塗膜が硬いタイプの塗料は一般的にヒビ割れしやすくヒビが入った際のメンテナンスが難しいという欠点があります。
弊社では、そのため塗膜に「追従性」をもたせ、また再塗布(リコート)できる塗料を開発・使用することで他社との決定的な差別化に成功しました。多数の店舗でメンテナンスに指定採用されているのは、この差異に拠るものです。
他の塗料の上に密着性と追従性を持たせるプライマー塗装を施し、さらにその上から
弊社UV塗料を塗ることで、ヒビ割れやチョーキング現象を防ぐことができます。
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