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UV照射装置:UV表面処理(UV洗浄/UV改質)用

 *ご用途にあわせて様々な機種を用意しています


[UV洗浄・UV改質(UV表面処理)について]

UVによる表面処理には、「UV改質」と「UV洗浄」があります。
UV改質・UV洗浄のどちらの反応が起こるかは素材によります。

ガラスやセラミックには、洗浄作用だけが働き、
プラスチックや金属には、改質と洗浄の両作用とも働きます。


UV改質=直接的に固体表面の接着力を向上させます。
強力な短波長UV光は、十数秒から数分でプラスチックの表面を改質して、
接着力と付着力を向上させます。プライマー等の溶剤を使わないので、
作業環境の改善や作業の自動化に貢献します。

UV洗浄=表面の難接着層を形成する有機汚濁膜を除去することで、
間接的に接着力の向上に寄与し、また品質を安定化させます。   


光技術は加工精度がミリオーダーの時代にはほとんど無用でしたが、
マイクロメートルの時代になって、有用な技術と認められました。
今後更にナノメートルの時代になると、不可欠の技術に育つのは間違いありません。



*光技術装置の例 :(写真をクリックして、各装置の説明をご覧いただけます。)

高機能卓上UV表面処理装置
  高機能卓上UV表面処理装置
コンベア式UV表面処理装置
UV表面改質・UV洗浄実験装置
UV洗浄・改質装置






 





    



[UV(UVオゾン法)による改質例]

PPSとPBTを、二液エポキシ系接着剤で接着した時の、強度と照射の関係は、
露光量の増加に伴ない、接着強度・ねれ指数とも強くなっていきます。

接着には、接着剤が被着体によく濡れる事が必要で、接着剤にも固有の表面張力があって、
被着体と接着剤の表面張力が等しい時、最大の接着力が得られます。

UVオゾン法の接着力改質効果は万能ではなく、素材によって大きな違いがあり、
フッ素樹脂やポリアセタールには効果がなく、多くのエンジニアリング・プラスチックには効果的です。
また金属ではアルミ、ステンレスにも効果があり実用化されています。

十分な改質が得られない素材も光増感剤を併用すると改質が高まり、
例えばポリプロピレンはUVだけではほとんど効果がありませんが、
有機塩素系溶剤をPPに含浸させ、その上からUV照射すると著しく接着力が向上します。
しかしこの技術は有機塩素系溶剤の使用が禁止されたため、色々な光増感剤が研究されています。
その中に、光増感剤の存在下で254nmを中心とするUVを液晶ポリマーに照射して、
重合性ビニルモノマーをグラフト重合させ、フレキシブル多層プリント回路基板の優れた
液晶ポリマーフィルムを開発した例もあります。

UV表面改質技術はハイテク製品だけでなく、一般の工業製品の生産にも役に立ち、
その一例にプラスチック製観賞用水槽のUVオゾン接着前処理装置(写真:左端)があり、
この装置はそれまでのプライマー塗装をなくし、作業環境の改善と量産化促進に寄与しています

(主文>菊池清: 再編集>本田晴彦)



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