2 用水における実用化動向高い精度が求められる製品の製造工程で必要とされる水の純度は、年々高度なものが要求されていきます。その最も代表的なものは、超純水製造におけるTOC分解です。その処理オーダーは数μg/Lの領域まで要求されています。 用水に用いられる地下水の処理においても、その実用例は多数にのぼります。 また、プール、大衆浴場や景観・鑑賞用水などの循環系における適用事例も多くなっています。 UV/AOPによる処理では、主目的である殺菌に加え有機物の分解や透明度の向上、脱色などの作用も同時に行なわれ、 補給水量の低減による経費削減を図ることができるメリットもあります。 3 排水における実用化動向環境保全が重視され、第5次水質総量規制が実施されるなど排水への規制が厳しくなり、既存の手法では対応できない場合も増えつつある中、既設処理水の高度COD処理や高度脱色において効果をあげています。 また、一部のシアン化合物、有機溶剤、農薬、アンモニア性窒素などの特定の化合物を対象とした処理についてもその適用事例は 多数存在しています。最近の例ではバイオマス発電機の排水処理にもAOP装置を導入する提案を弊社では行っています。 写真-2、写真-3は、高度脱色、シアン化合物の分解を目的とした実用事例です。
4 実施例用水及び排水への適用について全国各地で様々な実績を積んでいます。表-1に、それらの適用分野、業種、処理内容、実績数をまとめて示します。
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