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UV表面処理:UVによる光洗浄
一般的には物体表面の有機汚濁膜を、UVおよびUVで生成させたオゾンを使って除去します。
有機汚れの除去による接着性の改善や、離型剤(シリコン系など)の除去にも有効です。
またUV洗浄はLCD・印刷関連にも応用され、インクの乗りを親水化作用で改善させたり、
フォトレジスト現像後の残さ(=残り物)除去にも応用されています。
光(UV)洗浄の、一般的な用途・応用目的としては、
(1)接着性向上
樹脂/金属/無機(樹脂成形ICパッケージなど)
(2)印刷・塗装性向上
IC/IT関連、新聞印刷、ホームプロダクツまで
(3)付着性向上
(4)精密洗浄
などがあげられますが、効果が高く、汎用性があり、低ダメージ、低コストな
技術のため、幅広く活用できる分野が多数あります。
< 参考:UV洗浄時間の短縮ノウハウ >
紫外線強度とオゾン濃度とも高いほど、洗浄時間を短くすることができます。また、温度も関係します。
素ガラスの洗浄では、UVランプを中出力から高出力に変えて接触角10度になるまでの時間を比較すると、
UVの出力アップにより照射時間は半分以下に短縮できます。
< 参考:UVランプ費用(維持・補修)を低減させるには >
UV洗浄装置では洗浄する対象物をコンベヤ搬送することが多いですが、その搬送速度は生産量増大のために
近年早まっており、UVランプ数量が増加する傾向にあります。ここでランプに高出力・長寿命のものを適用すると、
年間に使用するランプ数量を激減できます。ランプ数を少なくすると年間の維持・補修費用が低減され、経済性が
高まります。弊社では、ランプは国内工場でオートメーションにたよらず丁寧に作られたものを採用しており、
基本27種、バリエーションで110種以上のラインナップをご用意させていただいています。
UV実験やワンポイント導入から、プラント/工場ラインまで、ノウハウを蓄積したスタッフ陣が控えておりますので、
UV照射装置やUV技術の導入に関しましてはお気軽に お問い合わせください。
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