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UV表面処理:UV照射装置の構成
UV(紫外線)照射装置の構成と役割は、以下の通りです。
(1) UVランプ
紫外線を効率よく発光する専用ランプ。発光させる波長により、
低圧水銀/高圧水銀/メタルハライドの3タイプがあり、用途に応じて使い分けます。
一般的にクリア塗装のUV塗料の硬化には高圧水銀ランプ、
カラーUV塗装にはメタルハライドランプを使用します。
殺菌・光洗浄・光表面改質・脱臭・オゾン生成などには低圧水銀ランプを使用します。
(2) 照射灯具
UVランプを保持し、紫外線を効率よく被照射物に照射する反射板を有しています。
(3) 冷却装置
ランプから発生する熱を強制冷却する装置。
ランプや灯具自体をさます目的の他、被照射物の温度上昇を防ぐものもあります。
ファン/シャッター機構/ミラー/フィルター/ジャケットなどで、空冷や水冷式もあり、
様々な工夫がこらされています。(低温照射のための装備)
(4) 電源装置
UVランプの点灯及び冷却装置の制御を行うもので、安定化電源が使用されます。
(5) 搬送装置・安全扉など
必要に応じて、被照射物の搬送装置や作業時の安全を守る対策物をセットします。