「紫外線による水の殺菌」

紫外線の殺菌能力は、「紫外線照度x接触時間=紫外線露光量」 で殺菌率が決まります。

水質(酸性・アルカリ性など)に影響されません。


実用的には99.9%から99.99%の殺菌率が必要で、99.9%のレジオネラ殺菌に必要なUV露光量は
約3.0mW・sec/cm2です。一般に病原性の強い菌は紫外線に弱く、レジオネラ属菌も弱いとされる
大腸菌より弱く、紫外線はレジオネラ殺菌に有効な事が分かります。(下右表より)

<99.9%殺菌に必要な紫外線量(μw・sec/cu)>

単位となる「μw・sec/cu」の計算方法は、
紫外線照射強度(μw/cu)X紫外線照射秒数(SEC)です。

<グラム菌>
変形菌
赤痢菌(志賀菌)
赤痢菌(駒込 BV )
チフス菌
大腸菌
レジオネラ菌(90%)
枯草菌
枯草菌(芽胞)
白色ブドウ球菌
黄色ブドウ球菌
<ビールス(ウィルス)>
タバコモザイクウイルス
インフルエンザウイルス
<カビ類>
黒色胞子(全食品)
緑色胞子(チーズ)
黄緑色胞子(乾物)
青緑色胞子(穀物)
白色胞子(乳製品)
灰色胞子(肉)
黒色胞子(果物・野菜)


3,780
4,260
4,320
4,440
5,400
1,000
21,600
33,200
9,060
9,3000

 440,000
3,400

396,000
39,000
180,000
132,000
15,000
51,000
333,000


資料:SEN-Lights/再編集(有)マリオネットワーク


<90%殺菌に必要な紫外線量>

*原典の単位が左表と違い、mW/secになっています。
左記とあわせるには下の数値を1000倍にして
μwに換算
してください。

微 生 物 /UV露光量(mW・sec /cm2)

Clostridium Tetani(破傷風菌) 12.0
Corynebacterium diptheriae(ジフテリア菌) 3.4
Escherichia coli(大腸菌) 3.2
Legionella pneumopila(レジオネラ) 1.0
Mycobacterium tuberculosis(結核菌) 6.0
Pseudomonas aeruginosa(緑濃菌) 5.5
Salmonella enteritidis(ゲルトネル菌) 4.0
Salmonella paratyphi(パラチフス菌) 3.2
Salmonella typhi(チフス菌) 2.1
Salmonella typhimurium(ネズミチフス菌) 8.0
Shigella dysenteriae(赤痢菌) 2.2
Staphylococcus aureus(病原性ブドウ球菌) 5.0
Streptococcus pyogenes(化膿レンサ球菌) 2.2
Vibrio comma(コレラ菌) 6.5












「紫外線+オゾンによる、タンク内殺菌装置」

1、紫外線による水の殺菌、殺藻、オゾンの活性化
2、オゾンによる水の殺菌/殺藻
3、溶存オゾンによる残留効果と外気からの二次汚染防止
4、UV/オゾンの相乗効果による脱臭・脱色・スライム抑制・TOC除去
5、気泡による水の攪拌/保護管の汚れ防止

 

貯水槽の構造、形状、設置場所によって取り付け条件が各々異なります。
どのような場合にも対応できるように各種のタイプを製作しています。

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