光明石＞温泉の「効果」と「効能」について

　　　

温泉/入浴の「効果・効能」について

「入浴」がもつ効果
科学的に「浮力」「水圧」「温熱」が、体によい作用をもたらす、とされています。
ただし「超高温浴/非常に冷たい温泉など、刺激の強い温泉療法は免疫反応を抑制する方向に働き、
単純泉のような療養向きの温泉は免疫機能を高める」という論文発表もあります。

「浮力」：人の水中での体重は、普段の約１／１０に！
お風呂に入るとホッとする主な理由に、体重からの解放があります。
浮力で体が軽くなるお湯の中では地上に比べて体を動かすのが楽になり、
肥満、腰痛、関節痛などの人は、特に「浮力」の効果を実感できます。

「水圧」：水圧でマッサージ効果が！
お湯の中では、水の圧力で体が押され、マッサージ効果を生みますが、
そのポンプ効果で血液が心臓に集中して戻されるので、注意も必要です。

「温熱」：自律神経に働きかけて、心と身体のスイッチをオン／オフ！
熱いお湯は体を目覚めさせ、ぬるめのお湯は身体と神経を休息させます。
このような効果は「自律神経の働き」によってもたらされます。

自律神経は、2種類の回路をもっています。
1つは、体を活動に都合のよい状態にもっていく交感神経。
熱いお湯の刺激は、交感神経にアドレナリンというホルモンを行き渡らせます。
もう1つは、体を休息状態へ導く副交感神経です。
体温に近いお湯ではアセチルコリンが分泌され、副交感神経を伝わり体の各部を休息状態に導きます。
その結果、体をリフレッシュさせたり、精神疲労を取り除いたりが行われます。

＊入浴についての知恵と注意点も別項目でまとめてありますので、あわせてご参照ください。

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