紫外線殺菌装置 オゾン殺菌装置 :水への紫外線殺菌/オゾン殺菌の知識

   
 
 
水への紫外線殺菌/オゾン殺菌の知識

 紫外線/オゾンによる 水殺菌


1:紫外線による水の殺菌

水殺菌で、課題や対象となる細菌・微生物の大多数は、紫外線で殺菌できます。
また、その際 「どれだけの量の紫外線を照射すればいいか」は一覧表化されています。
(99.9%殺菌に必要な紫外線量の一覧表は、こちら をご覧ください。)
そのため、水の経路内に紫外線ランプを設置し、必要量の紫外線を照射して殺菌します。


2:オゾンによる水の殺菌

紫外線が届かない(例:水のにごりが強い)、酸素活性を上げたい、等にはオゾンを併用します。
オゾンについての詳細は『オゾンの知識』をご参照ください。
紫外線とオゾンを同時に使用すると、オゾン単独より多数のメリットが得られます。

<具体的な殺菌方法>
A.ワン・パス( 「一回通過」=流しっ放し)の場合

流れ始める場所に装置を設置、対象物を殺菌するのに必要な量の紫外線を照射します。
対象の上から紫外線を当てると、光は距離の二乗に反比例して弱くなるため、
紫外線ランプの周囲に水を流す方が効果が高く、無駄もありません。

B.貯水/循環の場合

以下のアプローチで対策します。

・細菌や微生物の増殖には、栄養・水分・酸素分圧(その場に含まれる酸素比)・温度
が関係します。例えば大腸菌は快適環境では20分で2個に分裂しますが、
条件がそろわないと増殖速度が落ちます。

この増殖条件は、悪い条件が他の優れた条件の足を引張り、
劣ったほうに足並みが揃います。(パスツール効果*の逆応用)

・水中では条件が揃いにくく増殖スピードが落ちるため、例えば2個分裂後に
1個を殺すと「リセット」されたことになり、結果的に増殖しません。

そのタイミングについて弊社はデータ目安があり、状況に応じた効果的な
装置選定に役立てています。

循環水・貯水では必要なノウハウで、弊社以外1社しか殺菌解説サイトでも
触れていません。しかし、この不活性化・繁殖抑制を応用すると、
非常に有効で実用的な対策ができます。

*パスツール効果
パスツールは、発酵(=糖の分解)に関して、
『酸素があると微生物はさかんに繁殖するがアルコール生成は進まず、酸素が遮断されると微生物は
増殖せずアルコール生成が増える』ことを発見しています。(パスツール効果)
これは生化学U等では「好気性条件下での発酵速度は嫌気性条件下より遅い」という言い方で表されます。
(=「酸素があると発酵が進まず、酸素がないと発酵が進む」とも意訳)このことから酵素や微生物学的
観点に論は発展していきますが、上記の「増殖条件」アプローチ概念の素地にも応用されています。

 

 紫外線/オゾン水殺菌装置

名称:オゾン水殺菌装置/紫外線水殺菌装置:どちらも大腸菌を99.9%殺菌*する設計になっています。
(レジオネラ属菌・一般病原菌などは、おおむね大腸菌よりUVに弱い)

*殺菌率(=UVランプの性能)について: 殺菌率99%と99.9%では、0.9%しか差がないように見えますが、
理論値では、その能力差は10倍になります。また90%と99.9%では、100倍の能力差になります。
しかし紫外線殺菌の実例では99.9%の紫外線殺菌能力を99.99%にするには
紫外線量を20%〜50%増量するだけで済みます。

これは99.9%殺菌の段階で、残り0.1%の菌もほぼ死滅寸前になっているので、
わずかな紫外線の増量で効果するためです。


 ---紫外線+オゾンで殺菌---
・紫外線+オゾンで同時殺菌を行う方式。
・紫外線でオゾンが活性化されるため、紫外線の殺菌効果に相乗作用します。
・紫外線殺菌より、処理水の濁度/着色に強く、効果的です。
・水に溶けたオゾンは20〜30分殺菌効果を持続し、その後は酸素に戻ります。
・気泡となって残ったオゾンは、ニオイ脱臭や施設の殺菌に流用できます。

・UV+オゾンで水を殺菌:「UVオゾン 水殺菌装置
>対象物をオゾン気泡で洗う『オゾン水』効果、紫外線殺菌、紫外線によるオゾン活性化の
相乗効果を得られる装置です。
塩素を含んだ水にも!>塩素を紫外線が活性化するため、塩素の分解が促進されて
殺菌効果が高まり、残留濃度も平均化します。



 ---紫外線で殺菌---

・水の通過するタンクを鏡面ステンレスにして、その中心に石英ガラスで保護 した
 紫外線ランプを設置することで、紫外線を無駄なく効果的に殺菌使用できます。
・高い殺菌効果を持つ254nm紫外線を発生させる高性能ランプを使用しています。
・構造がシンプルで、短時間で水を処理します。
・残留性がなく、安全で効果的です。
・処理水の濁度/着色/ランプ表面の汚れで効果が低下しますので、
 状況によりユーゾンをご採用ください。

・UVで水を殺菌:「紫外線水殺菌装置」>10万円以下からご用意、自販機等に
組み込めるコンパクト機もあります。
 ミネラルウォーター・メーカー、食品メーカー、化粧品・製薬会社など
多数への導入実績があります。

貯水タンク用殺菌ランプ装置 もあります。

 対応ソリューション

紫外線による殺菌は、前項の「殺菌に必要な紫外線量」を照射するだけで行えます。
空気中や水中の浮遊菌・物質表面の殺菌とも共通で、紫外線量だけで装置も選定できます。
また 温浴・プール・水産養殖・農業(養液栽培)・水景・噴水・水処理などでも、水を殺菌する
原理は共通ですので、広い応用範囲があります。

弊社の扱う装置も、東京ドームの噴水池、大阪府農林センター(養液栽培研究)、
全国水族館、京都:清水寺の霊水、北海道・鳥取ほか栽培漁業センター、酒蔵、
温泉/プール、水源ダム、オランダの花栽培施設まで様々な導入実績があります。


各業種の視察に使われる施設や、NHK番組クローズアップ「飲める水で泳ぎたい」
でも採用/ご紹介いただいています。

様々なシチュエーションの水の殺菌をはじめ、
水の硬度調整、硝酸態窒素除去、水の臭気原因の分解除去、雑味成分の除去など、
幅広いソリューションに対応しています。

イオン交換/逆浸透技術と組み合わせた、景観水/排水/養魚/淡水化装置システム、
地下水・井戸水の除鉄(0.01ppm以下に)・除マンガン装置も納品実例が多数あります。
◆酒造・食品加工に最適な、安価な「逆浸透膜+光酸化装置」もご用意しています。

                             
         
ご相談・お問い合わせは環境事業部門(045-543-9437)までお電話ください。  


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